起動ディスクを極める

■起動ディスクを1枚にまとめるには

@ 起動ディスクの中から、以下の内容のファイルをフロッピーディスクにコピーする。
 ディスク2のebd.cabは、エクスプローラから開ける。


ファイル名 内容 必要性
io.sys フォーマット時に転送されるシステムファイル 必須
msdos.sys フォーマット時に転送されるシステムファイル 必須
command.com フォーマット時に転送されるシステムファイル 必須
drvspace.bin フォーマット時に圧縮ディスクにアクセスする 基本的に不要
ank16.fnt ANKフォント(日本語表示) 必要
ank19.fnt ANKフォント(日本語表示) 必要
biling.sys 日本語-英語表示切り替えドライバ 必要の場合あり
edit.exe テキストエディタ(ebd.cab内) 必要の場合あり
fdisk.exe ディスクの領域操作のコマンド 必須
format.com ディスクフォーマットのコマンド 必須
himem.sys XMSメモリマネージャ 必須
jdisp.sys 日本語表示に関するドライバ 必須
jfont.sys 日本語表示に関するドライバ 必須
jkeyb.sys キーボード関連のドライバ 必須
jkeybrd.sys キーボード関連のドライバ 必須
kanji16.fnt 漢字フォント 必須
mscdex.exe CD-ROMドライブを扱う 必須
oakcdrom.sys ATAPI接続のCD-ROMを扱う 必須
scandisk.exe ディスクのチェックを行う 必要の場合あり
sys.com システムを転送するコマンド(ebd.cab内) 必要の場合あり
aspi2dos.sys アダプテックSCSIのCD-ROM用 不要※
aspi4dos.sys アダプテックSCSIのCD-ROM用 不要
aspi8dos.sys アダプテックSCSIのCD-ROM用 不要
aspi8u2.sys アダプテックSCSIのCD-ROM用 不要
aspicd.sys アダプテックSCSIのCD-ROM用 不要
btcdrom.sys Mylex/BusLogicSCSIのCD-ROM用 不要
btdosm.sys Mylex/BusLogicSCSIのCD-ROM用 不要
flashpt.sys Mylex/BusLogicSCSIのCD-ROM用 不要
※ATAPI接続のCD-ROMを使用しているばあい


A config.sysの内容をメモ帳などで以下のように書き換える。
device=himem.sys
buffers=20
files=60
dos=high,umb
lastdrive=z
devicehigh=biling.sys
devicehigh=jfont.sys /msg=off
devicehigh=jdisp.sys /hs=lc
devicehigh=jkeyb.sys
device=oakcdrom.sys d:mscd001


B autoexec.batの内容をメモ帳などで以下のように書き換える
mscdex.exe /d:mscd001 /l:q



■Windows再インストールをCD一枚で行うには

PCがCD-ROMからのブートアップに対応していれば、起動ディスクとWindowsデータを一枚のCD-Rにまとめたインストールディスクを作成することができる。
まず、CDによるブートは、2枚の起動ディスクに対応していないので、先に紹介した方法で1枚分にまとめておく。
あとは、起動ディスクをブータブルCD作成対応のライティングソフトでCD-Rに書き込んで、ブータブルCDを作成したら、残りの空き容量にWin98のフォルダを書き込んでおけばよいだけ。
これにより、すべてのインストール作業が、このCD-R1枚でとり行えるようになる。